スケリッジの歴史
人暦以前
人が生まれる以前は、スケリッジ諸島はアインシーデのエルフが巨人や氷の巨人と共存し、統治していることは明らかだった。
王国の成り立ち
スケリッジ諸島に定住した人々はまず、彼ら自身をそれぞれの島の統治主権者として部族の首領である族長によって独立した部族によって分けた。
斯様にして小さな小さなスケリッジの部落はその小ささゆえに、数年にわたり、大陸の膨れ上がる勢力に何度も侵略を受けた。最も恐るべき侵略者であるシダリスの王は、完膚なきまでの動乱を試みたが、今までに一人として、誰もスケリッジ諸島を征服できよう者はいなかった。それどころか、文明のない野蛮人と巨大な王国の脅威はスケリッジ人を団結させた。スケリッジはそのとき、人々によってえらばれた族長によってそれぞれの部族を統治し、スケリッジ全体を統治する王をその族長の中から選ぶようになった。